博物館,美術館,資料館,展示会
会期:平成21年12月5日(土)~平成22年1月24日(日) 9:30~17:00(入館は16:30まで)
月曜日休館(ただし、1月11日開館、翌12日休館)
年末年始(12月28日~1月4日)休館
主催四日市市教育委員会助成(財)岡田文化財団
入館料中学生以下無料、大人300円、高校・大学生100円
四日市市大矢知町で発見された久留倍官衙遺跡は、四日市市では、はじめて国の史跡に指定された遺跡で、古代の行政区画でいうところの伊勢国朝明郡の官衙(役所)ではないかと言われています。
今回の企画展では、その久留倍官衙遺跡を紹介するとともに、古代の役所の役割や他国(他府県)の古代の役所の紹介を行い、また、久留倍官衙遺跡が古代の役所として機能していた同時代の朝明郡とその周辺の様相も紹介します。
本展覧会を通じて、古代の朝明郡の風景に想いを馳せ、昔の人々の生活に触れる機会として下さい。
第1部 久留倍官衙遺跡とは
【久留倍官衙遺跡(国史跡)】
三重県の四日市市北部、伊勢湾を望む丘陵の東先端部に位置する弥生時代から中世にかけての遺跡です。主要な遺構は古代の官衙(役所)施設で、他国の官衙遺跡にはみられない東を向く政庁・正倉院・その他附随施設などが見つかっています。また、「壬申の乱」や「聖武天皇東国行幸」といった史実と結びつく可能性もある注目の遺跡です。
•所在地:三重県四日市市大矢知町
•アクセス:三岐鉄道大矢知駅下車徒歩
第2部 古代と現代の役所の比較
701年に法律である「大宝律令」が定められます。行政の命令や報告は文書により行うこととされ、地方の役人たちは行政文書を処理するため、毎日机に向かい文書を木簡に記入しました。現在の事務処理のほとんどはパソコンによって行われ、毎日パソコンに向かい文書を打ち込んでいます。電子化が進む昨今ですが、市民の皆さんが安全で快適な暮らしができるよう多くの人が働いているのは、昔も今も変わりません。
第3部 他国の古代の役所
古代の役所と考えられている遺跡は、全国各地で見つかっています。今回の企画展では、東は静岡県から西は大阪府と、東海地方と近畿地方の代表的な遺跡を紹介しています。
第4部 古代朝明郡の風景
古代朝明郡には、役所など公的な施設、有力者の居宅、モノの生産を担った遺跡、一般的な集落、寺院などバラエティに富んだ遺跡があり、これらの遺跡が古代朝明郡を支えていたと考えられます。
第5部 壬申の乱と聖武天皇東国行幸
朝明郡は、日本の古代史上で重要な出来事でもある2つの史実の舞台になっています。672年の「壬申の乱」と、740年の「聖武天皇東国行幸」です。
【壬申の乱】
天智天皇の子である大友皇子と天智天皇の弟である大海人皇子(後の天武天皇)との間で皇位継承権をめぐる内乱「壬申の乱」が起こります。天智天皇の亡き後、吉野宮に隠棲していた大海人は、伊賀から伊勢を経て美濃に入り、近江の瀬田唐橋で大友軍と対戦し、大勝利を収めます。大友は自決し、大海人が即位して天武天皇となります。
【聖武天皇東国行幸】
北九州で藤原広嗣が反乱を起します。その最中、聖武天皇は平城京を後にして、伊賀・伊勢・美濃・近江・山背に立ち寄り、最後に恭仁宮に遷都を行います。最近の研究では、東国行幸は綿密に計画された行為であり、皇統の再建計画にあったとする見方がでてきています。
第6部 古代前後の久留倍の姿
弥生時代は、竪穴住居・方形周溝墓・谷などが見つかっており、古墳時代は、竪穴住居・古墳・自然流路などが見つかっています。
中世以降は、火葬墓群・塚墓・井戸などが見つかっています。
【ミュージアムセミナー】 「壬申の乱と四日市」
•講師:山中 章氏(三重大学教授)
•日時:平成21年12月12日(土)14:00から 1階講座室
•定員:70名(当日先着順・聴講料500円)
【ミュージアム体験】 「古代土器復元講座」
•講師:四日市市教育委員会社会教育課職員
•日時:平成21年12月19日(土)14:00から 1階講座室
•定員:親子で20組(事前申込制 多数の場合は抽選・受講料無料)
•申込方法:住所・氏名(お子さんの学年)・電話番号とFAX番号を記入の上、12月9日(水)までにハガキ又はFAXで博物館(安島1-3-16、059-355-2704)までお送りください。
【講演会】 「古代の役所のたてもの」
•講師:島田敏男氏(奈良文化財研究所 文化遺産部 建造物研究室長)
•日時:平成22年1月16日(土)14:00から 1階講座室
•定員:70名(当日先着順・聴講無料)
情報内容は参考情報として、提供しています。
必要な場合、直接情報メーカーに問い合わせしてください。
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