(中国通信=東京)鄭州2010年3月9日発新華社電によると、河南省洛陽市の文物調査隊が同市で西周時代(紀元前1046年~同771年)の大型祭祀遺跡を発見した。西周の洛邑城址をさがす重要な手がかりを提供するもの。調査隊の兪凉亘隊長が8日明らかにした。 遺跡は河南科技大学林業職業学院の教育施設の建設に合わせて行われた発掘調査で発見されたもので、テン河から東へ約1000メートル、北窯西周墓地、西周鋳銅遺跡から東南へ約4000メートルのところにある。発掘面積は945平方メートル。 この建築現場では、西周時代の灰坑59カ所、溝1本、墓14基と唐代の灰坑42カ所が発見された。最も重要な発見は西周時代の祭祀坑31カ所。 兪隊長は次のように説明した。祭祀坑31カ所のうちの23カ所には、かなり完全な獣骨が残っていた。3カ所には異常死したと思われる人間の骨が、残り5カ所には粉々になった獣骨が残っていた。これらの祭祀坑を獣骨の種類に基づいて分けると、馬坑、犬坑、 牛坑、人馬坑、人豚坑、豚牛坑、馬豚坑、粉砕骨坑に分けることができる。 祭祀坑の形は楕円形に近いものと不規則なものが多かった。長径はほとんどが2メートル前後で、短径はほとんどが1メートル前後。深さは0・5メートルで、祭祀坑の大きさはほとんどが祭祀用の犠牲(いけにえ)を収容できる程度のものだった。出土した器物は陶鬲、陶罐、陶甑、陶拍子などの陶器の破片がほとんどで、卜甲の破片も1点出土した。 兪隊長は「周公は西周元年、洛陽に洛邑を建設しているが、この城址の位置は現在も確認されていない」と述べた。 「尚書・洛誥」によると、洛邑はテン水の両岸に建てられた可能性が高い。考古専門家はテン水の両岸で格式の高い墓、車馬坑、銅鋳造遺跡などをすでに発見している。 (注)テン河とテン水のテン=江の工を廛に。